スーダン“西ダルフール危機”から5年
セーブ・ザ・チルドレンの支援で22,440人が学校に
いまだ紛争や動乱も続く
破壊的な暴力の記憶が消え去らないスーダンの“西ダルフール危機”から今年で5年を迎えます。
100万人以上の子どもたちが避難民となり、紛争や動乱がいまだ続く中、セーブ・ザ・チルドレン(以下SC)は同地域で活動する人道団体の中で最大規模の支援活動を繰り広げ、既に22,440人の子どもが学校に通えるようになりました。
SCでは教育支援に加えて、食糧、水、衛生、保健医療、生計、子どもと女性の保護を西ダルフール州の50万人以上に対して支援しています。
しかし、ダルフール地域全体の少なくとも半数にあたる65万人の子どもがいまだに教育を受けていません。一方子どもに被害がおよぶことが多い強盗や暴力事件は激増しています。
“西ダルフール危機”から5年がたった今も、子どもたちにとって望ましいとは言いがたい状況が続いています。子どもたちは紛争の最大の被害者です。学校は閉鎖し、教師は避難するか軍に徴集され、学校経営は重要な財源を失います。このような状況は、子どもたちを危険な状態に追いやり、子ども兵士や安い労働力として簡単に虐待のターゲットとなります。また、人身売買の対象となる可能性も増加します。
教育は、紛争下にある子どもを守り、紛争後の国家を再建するために不可欠です。また、貧困を削減し、紛争のサイクルを断ち切り、経済的発展と政治的安定の土台を作る足がかりとなります。
それにもかかわらず紛争地への教育支援に対する国際社会の援助は減ってきています。西ダルフールも例外ではありません。
【西ダルフールにおけるセーブ・ザ・チルドレンの最近の活動内容】
◇学校支援:42校
◇修復・建設:教室250、事務室35、簡易トイレ231
◇教室物資配給:ノート、鉛筆、消しゴム、黒板、チョーク、机、椅子
◇訓練プログラム:小学校経営・指導、子どもの保護、緊急事態への対応、教育の価値など
社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
TEL:03-3516-8932